諸葛孔明――「三国志」とその時代 (講談社学術文庫) mobiダウンロード

諸葛孔明――「三国志」とその時代 (講談社学術文庫)

, 宮川 尚志

諸葛孔明――「三国志」とその時代 (講談社学術文庫) は 宮川 尚志 によって作成されました 各コピー0で販売されました. Le livre publié par 講談社 (2011/10/13). Il contient 288ページ pages et classé dans le genre genre. Ce livre a une bonne réponse du lecteur, il a la cote 3.5 des lecteurs 5. Inscrivez-vous maintenant pour accéder à des milliers de livres disponibles pour téléchargement gratuit. L'inscription était gratuite.
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諸葛孔明――「三国志」とその時代 (講談社学術文庫) mobiダウンロード - 内容紹介 歴史学から見た三国志敗けても敗けてもまた戦争。なのに、なぜ、彼は愛されたのか。連戦連敗の将として死んだ諸葛亮。無謀な北伐を繰り返しながら後に義の人として絶大な人気を博した「三国志」の英傑。その思想と行動を中国史研究の先駆者が幾多の文献を用いて描き出す。なぜ彼が後世、称賛されるに至ったのか。その評価はどのように変遷したのか。一九四〇年の初版以来、改訂を重ねて読み継がれてきた「三国志」研究の重要古典。孔明の遺文にはそうした当世風なところがない。しかし時世の流れにおくれていたように見えた孔明が八百年後、その忠厚質実の人格と文章とにより朱子はじめ宋儒に賞讃され、醇儒の気象ありとされ、かつ儒教の教養によってのみ軍政を統べうるという理想にかなった人として崇敬の的となったのである。(中略)宋以前でも南朝のように中原を夷狄に奪われても、彼らの征服国家は正統ではないと主張する立場から劉備や孔明への好意的評価が生じた。――※本書の原本は1940年、冨山房より「支那歴史地理叢書」第八『諸葛孔明』として刊行され、1966年には桃源社より本書と同名の改訂版が刊行されました。文庫化にあたっては1984年、光風社出版より刊行された同名書を底本としました。 内容(「BOOK」データベースより) 連戦連敗の将として死んだ諸葛亮。無謀な北伐を繰り返しながら後に義の人として絶大な人気を博した「三国志」の英傑。その思想と行動を中国史研究の先駆者が幾多の文献を用いて描き出す。なぜ彼が後世、称賛されるに至ったのか。その評価はどのように変遷したのか。一九四〇年の初版以来、改訂を重ねて読み継がれてきた「三国志」研究の重要古典。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 宮川/尚志 1913年~2006年。京都大学文学部東洋史専攻卒業。同大学院を経て、京都大学人文科学研究所助手、岡山大学助教授、東海大学教授を務める。専門は中国史、魏晋南北朝時代。文学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)以下は、諸葛孔明――「三国志」とその時代 (講談社学術文庫)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
すでに三度改定・新訂され、四度目の出版になる古典的名著です。学会でも定評があるらしく、よくお勧めの参考書籍として第一に挙げられています。孔明関連の書籍は何冊か読んでいますが、私も宮川先生のこの本が一番参考になりました。考察に当たる部分も、単なる史料の覚え込みだけでなく、著者の人間理解に根ざした解釈から、自然な納得ができました。例えば一つ挙げると、劉備がどのような経緯で漢室復興を意識するに至ったかという点。反董卓連合軍が結成された時に漢朝復興の旗幟として宗室の賢俊・劉虞を担ぐ動きがあったことや、曹操専横の下で衰退没落していく漢朝・親縁の帝の日々を間近で目撃してきたことから、劉備及び部下達が、かつての漢朝の秩序復興及び打倒曹操を意識していったとしても自然である、としています。自然な解釈で十分ありうるものとして私は非常に納得できました。もうひとつ挙げると、劉備の呉侵攻を孔明が諫めたという記録がなぜないのかという点ですが、よく通説として言われる劉備の怒り抑えがたいことも踏まえた上で、孔明の作った八陣図が平地戦用のものだったことから、孔明は荊州の必要を痛感していたのではないかとも考察しています。また、孔明が行った政治は『非常に善政であった』という当時の証言はたくさんあるものの、蜀漢の史料がほとんど残っていないため、あまり具体的には描くことができないようですが、この本では可能な限りそうした点も押さえられています。各地域に配慮した調和のとれた人員配置、私意を許さない厳格公平な法の施行、蜀錦の増産、塩・鉄の専売、農の奨励・屯田制、南夷開発及び南夷による貿易・管賦など。その他、第八章では数少ない孔明の遺文もまとめて紹介されていますが、孔明の清廉な人となりが伝わってきて、非常に良いです。諸葛孔明について勉強してみようという方にまずお勧めしたい、信頼出来る本だと思います。
によって 宮川 尚志
5つ星のうち (5 人の読者)

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