幽霊の歴史文化学 (二松学舎大学学術叢書)
本, 小山聡子
幽霊の歴史文化学 (二松学舎大学学術叢書) は 小山聡子 によって作成されました 各コピー2750で販売されました. Le livre publié par 思文閣出版 (2019/3/4). Il contient 344ページ pages et classé dans le genre genre. Ce livre a une bonne réponse du lecteur, il a la cote 4.7 des lecteurs 2. Inscrivez-vous maintenant pour accéder à des milliers de livres disponibles pour téléchargement gratuit. L'inscription était gratuite.
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無料ダウンロード幽霊の歴史文化学 (二松学舎大学学術叢書) pdf - 内容紹介 本来、目に見えないはずの幽霊―しかしこれまで日本人は、それを文学作品や絵画、映像によって描いてきた。 「幽霊」という言葉の意味は時代によって変遷し、それはときに現代人の多くが想像するものと大きく異なる。 人びとは幽霊をどう感知し、それを表象するためにいかなる工夫をしてきたのか、幽霊になにを求めたのか。歴史学、メディア学、文学、美術史学、宗教学、社会学、民俗学等さまざまな研究分野から日本人の精神世界の一端に迫る。 内容(「BOOK」データベースより) 本来、目に見えないはずの幽霊―しかしこれまで日本人は、それを文学作品や映像コンテンツによって描いてきた。「幽霊」という言葉の意味は時代によって変遷し、それはときに現代人の多くが想像するものと大きく異なる。人びとは幽霊をどう感知し、それを表象するためにいかなる工夫をしてきたのか、幽霊になにを求めたのか。歴史学、メディア学、文学、美術史学、宗教学、社会学、民俗学等さまざまな研究分野から日本人の精神世界の一端に迫る。以下は、幽霊の歴史文化学 (二松学舎大学学術叢書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
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無料ダウンロード幽霊の歴史文化学 (二松学舎大学学術叢書) pdf - 内容紹介 本来、目に見えないはずの幽霊―しかしこれまで日本人は、それを文学作品や絵画、映像によって描いてきた。 「幽霊」という言葉の意味は時代によって変遷し、それはときに現代人の多くが想像するものと大きく異なる。 人びとは幽霊をどう感知し、それを表象するためにいかなる工夫をしてきたのか、幽霊になにを求めたのか。歴史学、メディア学、文学、美術史学、宗教学、社会学、民俗学等さまざまな研究分野から日本人の精神世界の一端に迫る。 内容(「BOOK」データベースより) 本来、目に見えないはずの幽霊―しかしこれまで日本人は、それを文学作品や映像コンテンツによって描いてきた。「幽霊」という言葉の意味は時代によって変遷し、それはときに現代人の多くが想像するものと大きく異なる。人びとは幽霊をどう感知し、それを表象するためにいかなる工夫をしてきたのか、幽霊になにを求めたのか。歴史学、メディア学、文学、美術史学、宗教学、社会学、民俗学等さまざまな研究分野から日本人の精神世界の一端に迫る。以下は、幽霊の歴史文化学 (二松学舎大学学術叢書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
本書は、2016/2017年に二松学舎大学東アジア学術総合研究所が行った共同プロジェクトの研究成果を纏めた一冊である。依って、内容はかなり学術的ではあるが、様々な学問-歴史、文学、美術、宗教、地理等の伝統的な学問、或いはメディアや観光学に至る迄-に携わる専門家が幅広く集まり、多角的な視点で幽霊を論じている所に新鮮さがある。ただ怖いだけの幽霊話に飽き足りなくなったら、一歩踏み込んでこのような学術書を読んでみるのも面白いのではなかろうか。「幽霊の存在論」「幽霊の表現論」「幽霊の空間論」の三部で構成された本書は、13名の執筆者がそれぞれの専門分野に於ける主題を以て独自の幽霊論を展開している。例えば山田雄司氏は“死と霊魂”の問題に取り組みながら古典を中心に読み解いているし、小山聡子氏は古代…即ち「幽霊が幽霊ではなかった」時代にまで遡り、死霊や怨霊、或いは死体をも含めた幽霊観の歴史的変遷を詳説しているのだ。(第一部)また、第二部では映画「新釈四谷怪談」「亡霊怪描屋敷」を取り上げながら映像としての幽霊表現を多彩に論じる一方で、日本のシュルレアリストでもある大塚睦に着目した論考もあるので、改めて“幽霊の表現のあり方”の核心に迫っているとも言えよう。更には、岡本健氏が展開する「幽霊VSゾンビ論」は肉体と霊魂(精神性)の関係性を考え、ゾンビを通して幽霊の存在を浮き彫りにする仕組みとなっているので必読。そして最後の第三部では、幽霊は墓場に代表される地下の世界から現れると思われがちであるにも拘らず、敢えて上部から出現する演出を施した歌舞伎界の幽霊を論じた山本陽子氏、或いは、心霊写真を題材に「デジタル時代の幽霊」に焦点を当てた松本健太郎氏、更には「リング」「らせん」「着信アリ」「アンフレンデッド」「デッド・フレンド・リクエスト」を中心に現代の幽霊観を説いている遠藤英樹氏の論考は、現代ならではの“ツール”に着目している所が斬新だ。ここで全てを紹介し切れないのは残念だが、全ての論考の着眼点が極めて個性的でもあり、未知の世界への好奇心を一層掻き立ててくれるであろう。本書を読むと“幽霊”に私達が追い求める姿について、一つの方向性が見えて来る…即ちそれは「死後の世界への期待」でもあるのだ…と。巷では単に興味本位で扱われがちな幽霊であるが、その存在の根源について真摯に取り組み、斬新な視点で多角的に論じた本書の意義は果てしなく大きいように思う。
によって 小山聡子
5つ星のうち (2 人の読者)
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